【閑話】リールのギア比

KAZ

2016年05月27日 03:14

トラウトフィッシングで使用するリールは大体が1,000番か2,000番。
それに組み合わせるギアは、ハイギア、ノーマルギア、パワーギアの3種類。
そこから先は各自のスタイルと好みだけど。

ちなみにダイワは
ハイギア:5.6
ノーマル:4.8

シマノは
ハイギア:6.0
ノーマル:5.0
パワー :4.3

とカタログではなっている。

ハイギアを好んでいる方の話を聞くと、
「アタリがハンドルでわかる」とか、
「ハンドル一巻きの巻き取り量が大きいので回収が早い」や
「巻き合わせでフッキングしやすく、掛けられない魚が減る」
かな。

パワーギアを好んでいる方は
「スローで引きたいときに、ノーマルギアと同じリズムで巻ける」
とのこと。

ダイワのTDシリーズが今だに人気なのはリアルフォーに比べてギアのパワーがないため、ノーマルギアでもハイギア並みの感度があるから。

ちなみにオイラはノーマルギア派。
ハンドルでアタリをとるようにするにはリールの分解調整で何とかなるし、巻くリズムはスローも早巻きも手首の調整で対応できる。
ハイギアの巻き取り量でかけられる魚は他の手段でなんとかすればいい。
一時期ハイギアを使ってみたが、当たりが出るとハンドルが止まってしまって巻き合わせできず、ロッド合わせが増えてしまったことと通常スプーンで使う速度レンジは50~70cm/sで、ハイギアでは常にスロー巻が要求されるのでやめてしまった。
(そいつは違法改造リールとしてタッキーの元へ…)

それより、気をつけるのは分解したときのギアの組み合わせ。
ダイワ全般とシマノのPGSは適当に組んでも大丈夫。
シマノのノーマルとハイギアはギア比を見るとわかるように常に同じギア面が当たるようにできている。昔のリールやギアの材質が柔らかいものを使っている場合、ギアのアタリ面が変わると慣れるまで時間がかかることもある。
最近のギアはそんなことないけどね。
ギアの加工は鋳造、鍛造、切削で作られているが、加工直後のものはどうしてもわずかなバリや加工面のざらつきがあるのでそっちの方が馴染むのに時間がかかるような気がする。


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