【閑話】ベイトタックル導入~糸巻き量

KAZ

2018年01月02日 03:17

リールのカタログには必ず最大巻き取り長が書かれているけど、ここが案外落とし穴。
なぜなら、

この数値、スプール一杯ラインを巻いた場合の値なので、最低限で巻く場合大きく変ってしまうのです。

例として、レボLTの標準スプールの場合です。

まず、公式としてハンドル1巻きの長さを出すには

直径×円周率×ギア比

となります。(円周の長さの計算は小学校高学年で習うはず)

ここで、レボLTの標準スプールのスペックは32mmとうたわれていますが、この数値、スプールエッジの直径です。

要はスプールいっぱい巻いたときはこうなります。(単位はcmで)
3.2 × 3.1415 × 7.1 = 71cm

カタログどおりですね。
しかし、

実際のスプール径の最小は、なんと24mm。
これだと、

2.4 × 3.1415 × 7.1 = 54cm

となるんです。

30m巻く場合、殆ど最小径に近い量にしかならないので、実はスピニングよりハンドル1回転の巻き取り長は少ないことになりますね。

そう、ここが落とし穴。

ハイギアでも実は巻き取り長が少なく、ルアーが動いてない、かもしれません。

ちなみに、スーパーシャロースプールは最小径27mmですので、

2.7 × 3.1415 × 7.1 = 60cm

LTXだとギア比は7.9なので、標準スプールでは

2.4 × 3.1415 × 7.9 = 60cm

です。

表にしたらこんな感じ。

左がスプールの径で上がギア比。
交差するところが巻き取り長ですね。




ついでに、ラインを巻くのにハンドルの回転数だとわかりにくいこともあり、こんなのも買ってみました。




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