【閑話】ベイトタックル導入~プラグが飛ばない

KAZ

2018年03月09日 10:50

これまで使っていた58UL-Cに加え新たに手に入れたのがグラスロッドの511UL-C/G。
これは元々持っているスピニングロッド511UL-R/Gのベイト仕様です。




58UL-Cも58UL-Bのベイト仕様でスピニングと違和感なく使えていて、1g台のスプーンからミノー、ボトム、プラグまで幅広く扱えているので、511UL-C/Gも同様に考えてセッティングを始めてみました。

511UL-R/Gは主にプラグ用として投入しているので、511UL-C/Gもメインはプラグ。
それでもセッティング(特にブレーキ)はスプーンをキャストして決めるつもりで何度か近所の池で1.5g~2gほどのスプーンをキャストし、レボLTとT3Airでキャスト感覚を掴んだあと、実践に投入していきます。

スプーンは当然ですが、3g以下のプラグ(ミニシケ、ライス、クーガあたり)をキャストする分には、しっかりとロッドにプラグの重さを乗せてキャストすると気持ちよく飛んで行くのですが…



3gを超えたあたり、チャタクラとかパニクラ、Dクラになると同じキャストでは全く飛ばなくなります。
よく見るとスプール内でライン噛み、

垂らしを長くしてふわっというキャストなら問題なく、まあまあ飛距離も出るのでこれでもいいのですが、ちょっと気になってしまったのでキャスト時のスプールの状態を動画でとって解析すると…




原因がわかりました。

ベイトタックルの場合、スピニングと違ってルアーがラインを引っ張るのではなく、ルアーの飛ぶのに合わせてスプールが回ってラインを送り出す構造です。理論的に最適なのは、ルアーが飛んで行く速度と同じ速度でスプールが回りラインを出していく、になるんです。

ベイトフィネスをターゲットにベイトタックルを導入したので、軽いルアーを投げられるようにするがためスプールベアリングを弄り過ぎ、スプールの立ち上がりが早くてルアーの飛ぶ速度がスプールのラインを出していく速度に追いつかないことが原因らしい。

簡単にいえば、重いプラグをフルキャストするとスプールの立ち上がりが良すぎて、その後プラグは空気抵抗で失速し始めますが、ラインは立ち上がりの速度でスプールから押し出されるため、ワインダー部分でややもたつくようです。
もたついたラインをスプールが巻き込んでしまいよくあるバックラッシュとはちょっと違う状態で出ていくべきラインを止めてしまう、という感じ。

スプーンの場合は、空気抵抗が少なく失速しづらい。
軽いプラグの場合はスプールの立ち上がり回転速度が低いので、影響ないようです。




通常、バックラッシュは着水時なのでこれはマグブレーキで制御できますが、この状態は立ち上がりの速度を制御するためマグブレーキではできないため、対策として

1.メカニカルブレーキを締める
2.ゆっくりキャストする
3.もっと太いラインを使う

の3択。
メカニカルブレーキを締めると飛距離全体に影響も出るため、これは除外。
ゆっくりキャストする場合、クォーターではリリースポイントが微妙で右に出てしまうことが多く、これは練習あるのみ。

ラインについてはおいおいテストしていきますが、軽いルアーへの影響は考慮する必要はありそうですね。
リールは沢山、スプールも更に沢山あるので、ちょっと時間が取れる3月中に色々試すことにします。





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