気まぐれ管釣り放浪記

しらこばとでよく見る光景。
釣れた魚をズルズルっと引きずりあげて、地面の上に置いて写真を撮り、手掴みでリリース。
釣れたのが嬉しいのは分かるけど…

色々な釣り場のオーナーさんと話しをする機会があると、いつも聞こえてくるのは「魚が高い」か「魚がない」と。
養鱒業界が縮小気味らしく、釣り場用の魚が減っているらしい。
と言うよりは、食用や飼料用に出荷した残りが釣り場用になり、それが減っているとのこと。魚用の餌(ペレット)が価格高騰なのも一因とか。
チャンとリリースすれば魚は死なずに済むんだけどね。実際、一日に同じ魚を釣ったことも何度かある。

他にも、ラバーネットを使ってはいるけど、魚を入れたネットを地面に置くとか、地面に置いていた乾いたネットで魚をすくうとか。
オーナーさんに聞くとこれも良くないらしい。

フライの方で見かけるのは、魚をずりあげて、フックを外して蹴飛ばしてリリース。
って、これは論外だけど。

使うルアーも影響がある、と聞いたこともある。
使ったルアーによって、魚が警戒心を持つか、恐怖心を持つか。
警戒心なら餌は食べるので死なずに済むんだけど、恐怖心を持つと餌を食べなくなり、死んでしまうらしい。
どこまでが真実かは分からないけど、これらが真実なら魚がいくらあっても足りず、入場料は上がり、魚は釣れず、の悪循環に陥るのは必須。

釣り場さんがルールを作る理由は、安い料金で、出来るだけ魚が長生きし、出来るだけ釣って欲しいと思うから。


海でも、漁港の堤防が軒並み立ち入り禁止や釣り禁止になっていると。
これも一部の人のルール違反が原因だろうけど、自分の首を自分で絞めてるようなもの。



釣り場が存続出来るよう、オイラは気をつけなきゃ。